株式会社モミアンドトイ・エンターテイメント
代表取締役社長 川上 統一

茨城県出身。高校卒業後は実業団を経験後、アメリカ一周の旅に。
帰国後は、ケーキ屋さんをオープン。
2005年に株式会社モミアンドトイ・エンターテイメントを設立。

早速ではございますが、創業した背景を教えてください。

もともと、ケーキ屋さんをやっていたのですが、皆様に「感動」と「驚き」と「おもてなし」を届けることを目的に、設立しました。「おいしい」が基本にあって、驚いてもらえることに力を入れようということで、社名にも「エンターテイメント」ってつけているんです。

そこから、なぜクレープの業態に展開していったのでしょうか?

クレープって、いい思い出しかないと思っているんですよね。原体験として、お父さん・お母さんと一緒に食べたとか、嬉しい経験しかない。もちろん、私自身も、幼い頃からスイーツは人一倍好きだったことはありますが(笑)。
もともとケーキ屋さんをやっていたので、「もっとおいしいクレープがあればいいな」「まだ世の中に存在しない、おいしいクレープをつくりたい」と思ったのがきっかけです。
市場自体も、一定の大きさしかないのですが、小さすぎもしないし、大手も入ってこない環境でしたので。

もともと、起業をしようと考えていたのでしょうか?

高校卒業して、サラリーマンを経験後、当時アメリカ一周放浪の旅が流行っていたので、アメリカ一周をしたんです。帰国後、就職活動もしたことなかったので、就職か起業か考えた際に、起業しか結果的に選択肢として残らなかったんです。
スイーツが好きだったというのもありますが、ケーキはかわいいし、喜んでもらえそうだし、どこの市場をどう攻めるかというのがなくても商売になったし、情緒面で飛び込んでいけましたね。

今では何十店舗も展開されているかと思うのですが、こだわっているところはどんなところにありますか?

大きくは、ターゲットを20〜30代の女性に攻めるというコンセプトで運営しています。クレープって、「子供の日常のおやつ」というイメージがあるかと思いますが、スイーツという質を高めることで、ターゲットを明確にしました。
店舗も、気を使わずに、おいしく食べやすい店舗にしています。ピンク色とかではなく、おいしさを大人の女性に伝えていきたいので、落ち着いたブラウン色を使っています。
商品も、モチモチするクレープではなく、「とろける」という逆張りが商品づくりで一番こだわっているところですね。
小麦粉を減らし、アーモンド粉を入れて、グルテンの食感と、とろけていくホイップクリームを開発し、生地とクリームを重ねていく商品をつくっています。
包装資材も空気で包むエアラップを使い、そのまま持ち帰られるようにしたり、お店もショッピングセンターの近いところに出店することや、専用のトレーラーを開発して移動販売ができるようにして、お客様との接点をもっていけるようにしました。
ターゲットが20〜30代の方々なので、値段もチープではなく、「高級感」のある価格設定にし、「おしゃれな人も持って食べられるもの」というコンセプトにしています。

店舗や商品に独自のこだわりをもっていると思いますが、どのような方と一緒に働きたいですか?

企画をする本部と、接客をする現場では少し異なりますが、しっかりビジョンを持っている方ですね。
良心をしっかり持っていて、価値のある命の使い方をしている人ですね。あとは、「エンターテイメント」とか、「宇宙征服」に興味をもってくれる方ですね(笑)。
実は、「宇宙征服」は会社のビジョンとしているんです。国内だけでなく、世界中の方に愛されるナショナルブランドを目指そうということと、また今後、宇宙に行くことすら当たり前のような時代であっても、普遍的に愛される企業でありたいという決意が込められています。

そのような方々と、どのような働き方をしていきたいですか?

飲食企業は、どうしても労働集約型になりがちで、生産性は低い業態です。生産性が低いため、他業種と比べてお給料が低いのはその通りですが、お客様への価値提供をこだわることで、価値を発揮している職業だと思うんです。
もちろん、生産性が低いと望むようなお給料を出せないということもありますので、知識労働型を増やしていきたいと考えています。それはどういうことかと言うと、コンテンツビジネスをつくり、売ることです。
主にビジネスパッケージとして、フランチャイズを展開していくことですね。

コンテンツビジネスを展開することで、今後はどのような取り組みを考えていますか?

コンテンツ(ブランド)をたくさんつくっていくことですね。食の中でのコンテンツをつくり、市場でのポジションを埋めていく。クレープを軸として、やわらかいもの、かわいいもの、面白いものなど、様々なブランドや商品をつくり、コンテンツを増やしていきたいですね。
今までの常識にとらわれずに考えて行動すれば、独自性のあるものが生まれると思っていますので、飲食業界の課題や悩みを解決していきながら、自社のブランドを展開していきたいと考えています。